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アレルギー性鼻炎の3大症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」で朝夕に発作的に起こることが特徴です。
ここでは、その実態と対処法、日常生活の注意点などをわかりやすくご紹介します。

アレルギー性鼻炎とは?

その名の通りアレルギー反応によって起こる鼻炎です。
アレルギー疾患のなかでも遺伝的要素が強いものを「アトピー疾患」といいます。
アレルギー性鼻炎もアトピー疾患のひとつで、生まれつき抗体を作りやすい体質が深く関与します。しかしながら、アトピー体質でも、必ずアトピー疾患にかかるというわけではありません。

アレルギー性鼻炎を起こす原因(抗原)

アレルギー性鼻炎を起こす原因(吸入性抗原=空気中に存在し、呼吸によって体内に入ってくるもの)は、約60 %がハウスダスト(室内のゴミやダニ、ペット類の毛など)で、約30%が花粉、残りの約10%がその他(カビ)などです。
また、ハウスダストが原因でアレルギーが起こる場合、窓を閉め切って暖房をする冬はハウスダストが常に飛び回っている状態になり、症状が強く出る場合があります。加えて、冬場の空気の乾燥も症状を悪化させる要因となります。

アレルギー性鼻炎の治療法

原因を明らかにした上で、生活上のアドバイスをすると同時に、症状を改善のため薬による治療を行います。主な治療薬は「抗アレルギー剤」「ステロイド薬」「抗ヒスタミン薬」「抗血管収縮性点鼻薬」などがあります。

抗アレルギー剤

アレルギー反応が起こる際に体内の細胞から化学伝達物質(ヒスタミンなど)が出ることや出た後に生じる働きを抑え、症状を防ぎます。飲み薬と点鼻薬(てんびやく)があり、効果が出るまでに2週間程度かかります。

ステロイド薬

「粘膜の炎症を抑える」「抗体が作られるのを抑える」など多岐にわたる作用があります。飲み薬と点鼻薬があります。

抗ヒスタミン薬

ヒスタミンの働きを抑えることで症状を取り除きます。飲み薬があります。

抗血管収縮性点鼻薬

鼻の粘膜の血管を収縮させて鼻づまりを解消させる点鼻薬です。

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